どんなときもWIFI

どんなときもWiFiは中継器で固定回線化が可能?

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ドコモ・au・ソフトバンクの3キャリアの回線が使えて、なおかつ通信量無制限の
「どんなときもWiFi」を自宅の固定回線として検討しているケースもあるはずです。

最近はモバイル回線が高速化・安定化してきているので、
光回線などの代わりにポケットWiFiを使うこともできなくはないんですね。

ただどんなときもWiFiは固定回線代わりとして利用されることは想定されていないので、
光回線の代わりとして使うのは厳しいとされています。

ところが一部のユーザーによると、WiFiの中継器を使うことでどんなときもWiFiを
固定回線として使うこともできるとのことなんです。

では中継器を使うことでどうやってどんなときもWiFiを固定回線化できるのか、
詳しく見ていきましょう。

中継器でどんなときもWiFiが接続できる範囲を広げる

どんなときもWiFiに限らずポケットWiFiを固定回線として使う場合に
大きなネックとなるのが、WiFi電波の届く距離です。

どんなときもWiFiの端末とパソコンやスマホなどの通信機器は「WiFi接続」しますが、
ポケットWiFi端末のWiFi出力は総じてそれほど強くありません。

ポケットWiFiのWiFi電波が届く距離は10~30mぐらいと言われており、室内での
利用では壁や床などを隔てることで減衰するので届く距離はもっと短くなります。

例えば2階建ての戸建ての1階にポケットWiFi端末を置いていると、2階では
少しWiFi電波が弱くなり、部屋によってはWiFiに接続しにくかったりします。

家の中でどんなときもWiFiを使うのに、
部屋を移動するたびに端末も持って行くのは不便ですよね。

そこでWiFiの中継器を使うことで、どんなときもWiFiのWiFi電波が増幅されて、
WiFi接続できる範囲が広がるというわけです。

中継器でどんなときもWiFiに同時に接続できる台数を増やす

どんなときもWiFiを固定回線代わりとして使う際にもう1つネックになるのが、
「WiFiの同時接続台数」です。

元々ポケットWiFiの同時接続数はそれほど多くないんですが、
どんなときもWiFiの端末に同時にWiFi接続できる台数は5台までとなっています。

パソコンやスマホ、タブレットだけでなく、最近はTVやレコーダー、家庭用ゲーム機、
さらにはスマートスピーカーなんかもWiFi接続が可能です。

1人暮らしならギリギリ5台までで収めることもできますが、
家族で使うとなると5台では到底収まりません。

しかも最大の5台を同時にどんなときもWiFiに接続すると、
通信速度が遅くなったり繋がりにくくなったりする恐れもあるんですね。

そこでどんなときもWiFiの端末にまず中継器を接続し、その中継器にパソコンや
スマホなどを繋ぐことで5台以上同時に接続できるようにしてしまおうというわけです。

コンセントのタコ足配線を想像すると分かりやすいですね。

どんなときもWiFiでは1種類のWiFi電波しか使えない

WiFiルーターやポケットWiFiでは、
 ・2.4GHz
 ・5GHz
という2種類のWiFi電波が使えるのが一般的です。

それぞれに長所短所があるので、
自宅や外出先など利用状況に応じて繋がりやすい方を選ぶことができます。

ところがどんなときもWiFiでは、5GHzは使えず、
2.4GHzの1種類しかWiFi電波が使えないようになっています。

端末自体は5GHzの電波を使う「11n」というWiFi規格に対応しているものの、
どんなときもWiFiでは5GHzのWiFi電波が使えないようになっているとのことです。
(サポートセンターで確認済み)

一般的に自宅内でWiFiを使う場合には2.4GHzは不利と言われていますし、
単純に2種類の電波が使える方が繋がりやすいですよね。

中継器を使えば、どんなときもWiFiと中継器の間は2.4GHzで接続しますが、
中継器とスマホなどの間では5GHzが使えるようになります。

2.4GHzの電波は一般的な電化製品にも使われている

2種類あるWiFi電波の内、
2.4GHzは一般的な電解製品にも使われる周波数の電波です。

身近なところでは電子レンジでも使われていますし、
コードレス電話機の親機と子機を繋いでいるのも2.4GHzの電波です。

同じ周波数の電波は互いに干渉するので、電子レンジやコードレス電話機が
自宅にあると、2.4GHzのWiFi電波は拾いにくくなったりするんですね。

ですからどんなときもWiFiは、
そのままだと固定回線代わりとして使うのには向いていないことになるわけです。

一方5GHzは一般的な電化製品には使われていませんから、
自宅内でも電波干渉で繋がりにくくなる恐れはほとんどありません。

ただ高い周波数の電波は障害物の影響で減衰しやすいので、
壁や床などを隔てることで電波が届きにくくなることがあります。

中継器を使えばどんなときもWiFiが有線化できる

どんなときもWiFiに限らずポケットWiFiは、基本的にWiFi接続のみで、
LANケーブルを使った有線接続には対応していません。

しかしWiFi接続よりも有線接続の方が通信の安定性が高く、
通信速度も出やすくなります。

中継器には有線接続するためのLANポートが付いている機種もあるので、
中継器を使うことでどんなときもWiFiを有線化することもできるんですね。

インターネットの使い道がSNSや動画なら有線化は不要かもしれませんが、
オンラインゲームやオンライントレードとなると高い通信の安定性が求められます。

ですからインターネットの使い方次第によっては、同時接続数を増やすこととは別に、
どんなときもWiFiに中継器を繋いでおいた方が良いんですね。

中継器でどんなときもWiFiの接続台数は増やせない!?

先にWiFiの中継器を使えば、
どんなときもWiFiの同時接続数を増やすことができると書きました。

ただWiFiの中継器なら何でも良いというわけではなく、機種によっては
どんなときもWiFiの同時接続数を増やすことができないこともあるんです。

普通のWiFiの中継器には、あくまでWiFi電波を増幅する機能を有しているだけで、
同時接続数を増やす機能はありません。

ですからどんなときもWiFiの端末に普通のWiFiの中継器を繋いでも、
同時接続数が6台以上になることはないんですね。

しかしWiFiの中継器の中には、WiFiルーターとしての機能も備えた機種があります。
(WiFiルーターに中継器としての機能が備わっているといった方が正しい)

WiFiルーターと中継器の両方の機能を持った機種を使えば、
どんなときもWiFiの同時接続数を増やすことができるんですね。

どんなときもWiFiの同時接続数を増やすことができる中継器

ネットの口コミなどを元に、実際にどんなときもWiFiの端末に繋いで同時接続数を
増やすことができる中継器をいくつか紹介しておきます。

1つ目はバッファローの「WEX-1166DHP」で、
amazonなどの通販サイトであれば4,500円前後で購入できます。

後継機の「WEX-1166DHP2/N」もほぼ同じ仕様ですが、現状どんなときもWiFiに
繋いで接続数を増やせることが確認されているのは「WEX-1166DHP」だけです。

2つ目はI-O DATAの「WN-G300EXP」で、
こちらは通販サイトだと3,500円前後で販売されています。

3つ目はバッファローの「AirStation WEX-733D」で、
2019年11月現在の価格はamazonで6,770円です。

他にもどんなときもWiFiの接続数を増やせる機種はあると思いますが、
現状ネットの情報で確認できるのはこの3機種ぐらいです。

純粋に中継器としての機能しかない機種なら3,000円前後で購入できますが、
WiFiルーターの機能も備えているので価格が少し高くなってしまいますね。

どんなときもWiFiで中継器を使って接続数を増やすことは禁止されている?

一部のネット情報では、中継器を使って同時接続数を増やすことは、
どんなときもWiFiの約款で禁止されているとも言われています。

どんなときもWiFiの契約約款で、利用停止に関する項目である第30条(4)に
「契約者回線に自営端末設備等を当社の承認を得ずにしたとき」と書かれています。

この「自営端末設備等」に中継器が含まれ、中継器を使ってどんなときもWiFiの
同時接続数を増やすと利用停止処分を受けてしまう恐れがあるというわけです。

確かにWiFiルーターや中継器は自営端末設備に含まれる可能性があり、運営会社に
中継器がを使っていることがバレると利用停止処分を受ける恐れも無いとは言えません。

今後運用が厳しくなって中継器を使って同時接続数を増やすことが、
明確に禁止になることもあるかもしれません。

しかし実際にどんなときもWiFiの端末に中継器を繋いで使っている人も居るわけ
ですから、現状では運営会社も特に禁止しているわけではないと考えられます。

同時接続数を増やすとどんなときもWiFiで通信制限を受ける?

どんなときもWiFiは通信量無制限のポケットWiFiですが、
公式サイトには「著しくネットワークを占有するレベルの大容量通信」を行った場合には
通信速度が制限されることがあると書かれています。

中継器を使って同時接続数を増やしたからと言って、
複数機器で同時に動画を見るぐらいなら著しくネットワークを占有するレベルの
大容量通信と見なされる恐れはほとんどありません。

しかしパソコンやスマホのOSアップデート、オンラインゲームのゲームデータの
ダウンロードなど、大量のデータをダウンロードする場合は注意が必要です。

複数機器で同時にOSアップデートやオンラインゲームのダウンロードなどを行うと、
著しくネットワークを占有するレベルの大容量通信と見なされる恐れは十分にあります。

なのでどんなときもWiFiは通信量無制限とは言え、中継器を使って同時接続数を
増やすのであれば、多少インターネットの使い方には気を付けた方が良いですよ。

どんなときもWiFiの端末と中継器を接続するには

中継器を使うことでどんなときもWiFiの同時接続数が増やせると言っても、
どんなときもWiFiの端末と中継器を繋ぐのが面倒臭そうですよね。

確かに「ボタン1つ」というわけにはいきませんが、
光回線にWiFiルーターを繋いだ経験があれば、それほど難しくありません。

まず先に紹介したようなWiFiルーターの機能を持った中継器を用意し、
どんなときもWiFiの端末の電源を入れておきます。

用意した中継器の電源コードをコンセントに挿して電源を入れ、
WiFi電波の切り替えスイッチが付いている場合は「2.4GHz」にしておきます。
(どんなときもWiFiの端末では5GHzは使えない)

中継器の管理画面にログイン

どんなときもWiFiの端末と中継器の電源を入れたら、
中継器の管理画面にログインします。

この際、中継器がどんなときもWiFiのWiFi電波を拾うのに1分ぐらいかかりますから、
中継器の電源を入れたら1分ほど待ちましょう。

管理画面へのログインはパソコンでもスマホでもできます。

パソコンの場合は、OSがWindows10なら画面右下のタスクトレイ内、
Macなら画面上部にあるインターネットのアイコンをクリックします。

スマホで中継器の設定を行う場合は、AndroidでもiOSでも、
「設定」からWiFi接続画面に進んでWiFiをONにします。

そうすると利用可能なWiFiが表示されるので、その中から中継器の説明書などに
記載されている「初期設定SSID」を選択して「接続」をクリックします。

SSIDに接続できたら、次は「Google Chrome」や「Microsoft Edge」などのブラウザを
開きます。

画面上部のサイトアドレスを入力する欄に、
中継器の管理画面のアドレスを入力して実行すれば管理画面にログインできます。
(管理画面のアドレスも中継器の説明書などに記載されている)

管理画面で初期設定を施す

中継器の管理画面にログインすると、
認証画面が表示されて「ユーザー名」と「パスワード」の入力が求められます。

このユーザー名とパスワードも中継器の説明書などに記載されていますが、
バッファローの中継器は
 ・ユーザー・・・admin
 ・パスワード・・・password
に設定されています。

認証が済んだら、「無線親機を選択してつなぐ」→「接続先を選択する」へと進みます。
(「」内の文言は中継器の機種によって違う)

そうすると利用可能なWiFiのSSIDが表示されるので、
「GlocalNet~」で始まるどんなときもWiFiのSSIDを選択し、どんなときもWiFiの
パスワード(暗号キー)を入力すれば中継器の初期設定は完了です。

どんなときもWiFiのSSIDやパスワードは、
パソコンやスマホなどをどんなときもWiFiに接続する時にも使うもので、
端末本体や説明書などに記載されていますよ。

最後にパソコンやスマホのWiFi設定を行う

中継器の初期設定が完了しても、「中継器がどんなときもWiFiに接続されただけ」です。

そのままでは、パソコンやスマホなどを中継器を通してどんなときもWiFiに
接続することはできません。

なので中継器の初期設定が終わったら、
最後にパソコンやスマホなどの機器にWiFi接続設定を施す必要があります。

パソコンの場合は、中継器の初期設定を施した際と同じで、
画面右下のタスクトレイ内のインターネットアイコンをクリックします。

スマホなら「設定」からWiFi接続画面に進み、
利用可能なWiFiが表示されたら、初期設定を施した中継器のSSIDを選択して
パスワード(暗号キー)を入力すればOKです。

この際「GlocalNet~」というどんなときもWiFiのSSIDを選択してしまうと、
どんなときもWiFiの端末と直接WiFi接続することになりますよ。

中継器の設置場所も考える

どんなときもWiFiの端末と中継器はLANケーブルで繋がっているわけではないので、
近くに置いておく必要はありません。

しかし先にも書いたように、
どんなときもWiFiの端末のWiFi出力はそれほど強くありませんから、
どんなときもWiFiの端末と中継器を離し過ぎると接続が切れてしまいます。

どんなときもWiFiの端末と中継器を同じ部屋に置く場合は、WiFi接続の障害物となるものが無いのであれば、10mぐらい離れていても大丈夫です。

しかしどんなときもWiFiの端末と中継器を別の部屋に置く場合は、
壁や床などでWiFi電波が減衰することを見越して6~7mぐらいが限界ですね。

どんなときもWiFiの端末と中継器の距離が離れていると、接続が切れないまでも、
通信が不安定になる恐れがあります。

ですからパソコンやスマホなどで繋がりにくい・通信速度が遅いと感じたら、
どんなときもWiFiの端末と中継器の間の距離を縮めるようにしましょう。

中継器は一度設定を施したら電源を切っても設定は保存される

中継器に一度初期設定を施しておけば、
電源を切ってもコンセントを抜いても設定が初期化されてしまうことはありません。

なので作業しやすい場所で中継器に初期設定を施してから、
所定の場所に持って行って中継器を設置すればOKです。

またコンセントさえ近くにあれば中継器は設置できますから、
最初に決めた中継器の設置場所を後で変更することも可能ですよ。

WiFiルーターの子機モードを使う方法もあるが・・・

中継器の機能を備えたWiFiルーターではなく、「子機モード」を備えた
WiFiルーターを使ってどんなときもWiFiの同時接続数を増やす方法もあります。

ただこちらの方法は、先の中継器を使う方法に比べて、
非常に設定方法が難しくなっています。

それなりにコンピューターや通信関係の知識が無いと、
一通り説明されただけでは設定方法を理解することができません。

コンピューターや通信関係の知識に自信がある人に言わせると、
知識があっても面倒臭い方法とのことです。

また通常のWiFiルーターと子機モードを備えたWiFiルーターの2台を使う方法も
あるんですが、こちらはWiFiルーターが2台必要なので単純にお金がかかります。

余程コンピューターや通信関係の知識に自信があるなら、
子機モードを搭載したWiFiルーターを使った方法を試すのも良いと思います。

しかしコンピューター・通信関係の知識にあまり自信が無い、あるいは自信はあるけど
面倒臭いのはイヤというなら、先に紹介した中継器を使った方法を試すようにしましょう。

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