どんなときもWIFI

どんなときもWiFiとNOZOMIWiFiを比較、使うならどっち?

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「通信量が無制限で、契約期間の縛りも無いポケットWiFiを使いたい」
と考えている人も多いはずです。

そんな通信量の制限も契約期間の縛りも無いポケットWiFiとして、
一部で注目を集めているのが「NOZOMIWiFi」です。

この1~2年の間にサービスを開始した通信量無制限のポケットWiFiとしては、
「どんなときもWiFi」が巧みな宣伝戦略を駆使して抜け出そうとしています。

知名度ではどんなときもWiFiに及ばないものの、サービス内容では
どんなときもWiFiに引けを取らないと言われているのがNOZOMIWiFiなんです。

そこで、どんなときもWiFiとNOZOMIWiFiを、料金面はもちろん、
端末・通信制限・通信速度・対応エリアなどなどあらゆる面で比較してみましょう。

月額料金が安いのはどんなときもWiFi

端末の使いやすさや通信速度の速さ、対応エリアの広さなど、ポケットWiFiを選ぶ際に
重視する点は人それぞれですが、共通して重視するのは「料金の安さ」ですよね。

いくら使い勝手の良いポケットWiFiでも料金が高いと継続して利用できませんから、
2年3年と継続して利用するなら料金が安いに越したことはありません。

どんなときもWiFiの月額料金は3,480円で、通信量無制限のポケットWiFiで
最安クラスとまではいきませんが、かなり安い方となっています。

一方NOZOMIWiFiには5つの料金プランがあり、それぞれの料金は
 ・1週間プラン・・・1,980円
 ・2週間プラン・・・2,980円
 ・100GB超プラン・・・月額3,480円
 ・超大容量プラン・・・月額3,780円(クーポン利用時)
 ・無制限プラン・・・月額4,480円
です。

同じ通信量無制限のプランの料金が
 ・どんなときもWiFi・・・3,480円
 ・NOZOMIWiFi・・・4,480円
ですから、単純に月額料金で比較するとどんなときもWiFiの方が安いですね。

どんなときもWiFiもNOZOMIWiFiも補償オプションに加入した方が良い

端末を購入するタイプのポケットWiFiサービスも多いんですが、
どんなときもWiFiとNOZOMIWiFiでは端末はレンタルとなっています。

端末がレンタルですから、万が一壊したり失くしたりした場合には
 ・どんなときもWiFi・・・18,000円
 ・NOZOMIWiFi・・・20,000円
といった高額な弁償金を払うことになってしまいます。
(いずれも自然故障の場合は除く)

スマホのように常に手に持って操作するわけではないものの、ポケットWiFiも外出先で
使うことが多いですから落下・衝突に因る故障や紛失などのリスクも高いですよね。

そこでどんなときもWiFiやNOZOMIWiFiのような端末をレンタルするタイプの
ポケットWiFiサービスでは、万が一の故障や紛失に備えて補償オプションに
入っておいた方が良いんです。

それぞれ
 ・どんなときもWiFi・・・あんしん補償(月額400円)
 ・NOZOMIWiFi・・・NOZOMIプロテクト(月額350円)
に加入することで、ユーザーの過失による故障でも弁償金無しで端末交換ができます。

どんなときもWiFiやNOZOMIWiFiに限らず、
端末をレンタルするポケットWiFiサービスでは月額料金に補償オプションの料金を
含めた金額で考えた方が良いですよ。

2年間の支払総額でどんなときもWiFiとNOZOMIWiFiを比較

料金を1か月ごとに支払うとは言え、
ポケットWiFiは2年3年と継続して利用することになります。

そこで月額料金だけでなく、先の補償オプションの料金や初期費用を含めた
2年間の支払総額でどんなときもWiFiとNOZOMIWiFiを比較します。

まずどんなときもWiFiの2年間の支払総額は
 ・契約事務手数料・・・3,000円
 ・月額料金・・・3,480円×24か月
 ・あんしん補償・・・400円×24か月
で合計96,120円となります。

対するNOZOMIWiFiの無制限プランでは
 ・契約事務手数料・・・3,980円
 ・月額料金・・・4,480円×24か月
 ・NOZOMIプロテクト・・・350円×24か月
で2年間の支払総額は119,900円です。

契約事務手数料が980円、月額料金が月1,000円違いますから、2年間の総額では
NOZOMIWiFiの方がどんなときもWiFiより20,000円以上多く払うことになるんですね。

どんなときもWiFiは3年目以降料金が高くなる

NOZOMIWiFiの無制限プラン4,480円が決して高いわけではなく、
どんなときもWiFiの3,480円がかなり安いんですね。

ただどんなときもWiFiが月額3,480円で利用できるのは最初2年間だけで、
3年目以降は料金が高くなってしまいます。

どんなときもWiFiの元々の料金は月額4,410円で、
最初の2年間は月930円割引の「2年割」が適用されて月額3,480円となっています。

しかし3年目以降は2年割が月430円割引の「長期割」に代わるので、
月額3,980円に値上がりしてしまうんですね。

値上がりしてもNOZOMIWiFiよりは安いものの、
他社ポケットWiFiと比べると決して安いとは言えない料金となります。

ですからどんなときもWiFiを利用する場合は、
3年目以降は料金が高くなるということをしっかりと頭に入れておいた方が良いですよ。

どんなときもWiFiとNOZOMIWiFiは支払い方法を選べる?

スマホ決済が普及し始めたことで、日本にもキャッシュレス化の波が押し寄せています。

とは言え日本ではまだまだ「現金派」の人も多く、クレジットカードを持っていない
あるいは持っていても使わないということも少なくありません。

クレジットカードを持っていない使わない人にとっては、
料金の支払方法もポケットWiFiを選ぶ際の大きな要素となります。

大手携帯キャリア以外の通信サービスでは
支払方法をクレジットカードに限定していることが多く、
NOZOMIWiFiもご多分に漏れずクレジットカード以外の支払方法は選べません。

ところがどんなときもWiFiは、
クレジットカードはもちろん口座振替での料金支払いにも対応しています。

クレジットカードを持っていない使わないという人からすると、
どんなときもWiFiが口座振替にも対応しているには大きなプラスポイントですね。

どんなときもWiFiの口座振替はオススメできない!?

どんなときもWiFiとNOZOMIWiFiの二択だと、クレジットカードを持っていない
使わない人は口座振替対応のどんなときもWiFiを選びますよね。

しかしハッキリ言って、
どんなときもWiFiの料金を口座振替で支払うことはオススメできません。

1つには、どんなときもWiFiに限らず通信サービスの料金を口座振替で支払うと、
別途振替手数料が発生してしまうからです。

口座振替でも振替手数料が発生しないケースももちろんありますが、
どんなときもWiFiでは毎月200円の振替手数料が発生します。

さらにどんなときもWiFiの料金は通常3,480円ですが、
支払方法を口座振替にすると月額3,980円となります。

さらに口座振替だと3年以降は割引が無くなるので、
元々の料金である月額4,410円で利用しなければなりません。

サービス内容は全く同じで、支払方法が違うだけで料金が高くなりますから、
どんなときもWiFiの支払方法を口座振替にするのはオススメできないというわけです。

どんなときもWiFiは2年契約、NOZOMIWiFiは契約期間の縛り無し

2年3年と長期的に継続してポケットWiFiを利用するにしても、
契約期間に縛りがあるのはユーザーとしては気持ちの良いものではないですよね。

利用しているポケットWiFiの事業者に何らかの不祥事が発生したり、
より魅力的な新しいサービスが登場したりしても、
契約期間の縛りがあると簡単に乗り換えができません。

どんなときもWiFiは自動更新の2年契約ですから、2年ごとの更新月以外の解約では
 ・0~12か月目・・・19,000円
 ・13~24か月目・・・14,000円
 ・26か月目以降・・・9,500円
の違約金が発生してしまいます。

NOZOMIWiFiでは、「1週間プラン」と「2週間プラン」はポケットWiFiが利用できる
期間が限られており、それを超過すると1日1,000円の延滞金が発生します。

しかし他の「100GB超プラン」「超大容量プラン」「無制限プラン」については
契約期間の縛りは無く、いつ解約しても延滞金はもちろん違約金も発生しません。

ですから契約期間の縛りで比較すると、
断然NOZOMIWiFiの方が緩いということになりますね。

どんなときもWiFiの端末は新品、NOZOMIWiFiは中古の可能性あり

端末を購入するタイプのポケットWiFiサービスでは、
特に注釈が無い限りは新品の端末が手に入ります。

しかし端末がレンタルのポケットWiFiサービスでは、基本的に端末は使い回しですから、
中古端末を使うことになる可能性も決して低くありません。

ただどんなときもWiFiは、公式サイトにも利用規約にも「新品の端末をレンタル」と
記載しているので、新品の端末を使うことになります。

一方NOZOMIWiFiの公式サイトや利用規約には、
ユーザーがレンタルする端末が新品か中古かについての記載が一切ありません。

ですからNOZOMIWiFiでは、新品を使える可能性ももちろんありますが、
中古端末を使うことになる可能性も大いにあります。

「誰が使ったか分からない端末は使いたくない」という人は、他の要素は二の次にしても、
確実に新品の端末が使えるどんなときもWiFiを選ぶことになりますね。

中古端末にはバッテリー劣化のリスクも

NOZOMIWiFiで中古端末を使うことになったとしても、点検やメンテナンスは
しっかりしているでしょうから、使い始めた途端に故障するなんて心配は無いはずです。

ただ中古端末の場合、故障のリスクがあるかどうかよりも
バッテリーが劣化していることの方が大きな問題なんですよね。

スマホやポケットWiFiのバッテリーとして使われる「リチウムイオン電池」は、
300回充電すると容量が7~8割に減ってしまうと言われています。

新品だとフル充電で1~2日持つところが、中古端末でバッテリーが劣化していると
1日持たないなんてことにもなりかねないわけです。

どんなときもWiFiでも今後中古端末を使うことになる可能性がある?

現状ではどんなときもWiFiは新品の端末を使いますが、
今後は中古端末を使うことになる可能性もゼロではありません。

どんなときもWiFiの利用規約の端末に関する項目に、
「技術上及び業務の遂行上やむを得ない理由があるとき」は
レンタルする端末を変更するという趣旨のことが書かれています。
(「」内は引用)

一般的には「レンタルする端末の機種が変わる」と解釈されますが、
「新品が中古に変わる」と解釈することもできるんですね。

今後どんなときもWiFiの利用者が急激に増えて、端末の在庫が足りなくなった
場合には中古の端末を使うことになる可能性も無いとは言えないんですね。

解約時には端末を返却すべし

どんなときもWiFiもNOZOMIWiFiも端末はレンタルですから、
解約の際には当然端末は返却しないといけません。

どんなときもWiFiでは解約時に端末を返却しないと、
故障や紛失の場合と同じ18,000円の弁償金を請求されます。

NOZOMIWiFiでは、解約時に端末を返却しない場合に
ペナルティが科されるかどうかは明言されていません。

どんなときもWiFiと同様に、
故障・紛失時と同じ金額(20,000円)の弁償金を請求される恐れもあります。

もしくは、端末を返却しないと解約手続きが完了せずに月額料金が発生し続ける
といったことも考えられます。

いずれにしても、NOZOMIWiFi解約時に端末を返却しないと何らかのペナルティを
受ける恐れがありますから、端末は忘れずに返却しましょう。

返却時の梱包はしっかりと

どんなときもWiFiやNOZOMIWiFiの解約時に端末を返却する際、
配送中に端末が故障するとユーザーの責任となってしまいます。
(補償オプションの対象外)

ですから配送中に万が一にも端末が故障しないように、
緩衝材(いわゆるプチプチ)等を使ってしっかりと梱包しておく必要があるんですね。

ただどんなときもWiFiでは、
最初に端末が送られてきた際に入って箱も返却対象となっています。

なので端末を箱に入れておけば、
それほど厳重に梱包しなくても配送中に故障する危険性は低いです。

NOZOMIWiFiには端末の箱がありませんから、
しっかり梱包しておかないと配送中に端末が故障する可能性が大ですよ。

どんなときもWiFiは1機種のみ、NOZOMIWiFiは全部で7機種

どんなときもWiFiの端末は「GlocalMe」というブランドの「D1」という1機種のみで、
それ以外の端末を使うことはできません。

一方NOZOMIWiFiでは全部で7機種の端末が使えるんですが、
利用するプランによって
 ・100GB超プラン・・・501HW、601HW、602HW、ARIA2、U2、FS030W
 ・超大容量プラン・・・U2s
 ・無制限プラン・・・U2
となっています。

ちなみに1週間プランと2週間プランについては、
公式サイトに端末の機種に関する記載がありません。

なのでどの機種を使うことになるかわかりませんが、
いずれも「国内専用プラン」なので「U2s」以外の6機種のいずれかだと考えられます。

また100GB超プランでは6機種が使えますが、ユーザーが選ぶことはできず、
申し込むまではどの機種を使うことになるかは分かりません。

どんなときもWiFiとNOZOMIWiFiの端末性能を比較

ではどんなときもWiFiの端末とNOZOMIWiFiで使う端末の性能を比較してみましょう。

まずどんなときもWiFiのD1の端末性能は
 ・外形寸法・・・ 127×65.7×14.2mm
 ・重量・・・151g
 ・最大通信速度・・・下り 150Mbps
             上り 50Mbps
 ・連続通信時間・・・12時間
 ・同時接続数・・・5台
となっています。

対してNOZOMIWiFiの端末性能は
                501HW         601HW        602HW
 ・外形寸法      104×60×18.2mm   110×65×15.5mm   109.9×65.1×15.5mm
 ・重量           150g            135g          135g 
 ・最大通信速度 下り 187.5Mbps     下り 612Mbps    下り 612Mbps
            上り 37.5Mbps      上り 37.5Mbps    上り 37.5Mbps
 ・連続通信時間     10時間          8.5時間        8.5時間
 ・同時接続数       10台            14台          14台
               
                ARIA2          U2          FS030W
 ・外形寸法      110×66×17mm    127×65.7×14.2mm   74×74×17.3mm
 ・重量           110g            151g          128g 
 ・最大通信速度 下り 150Mbps      下り 150Mbps    下り 150Mbps
            上り 13Mbps      上り 37.5Mbps    上り  50Mbps
 ・連続通信時間     17時間          13時間        20時間
 ・同時接続数       10台            5台          15台

                U2s
 ・外形寸法     127×65.7×14.2mm
 ・重量           151g
 ・最大通信速度  下り 150Mbps
             上り 50Mbps
 ・連続通信時間    12時間
 ・同時接続数      5台
となっています。

NOZOMIWiFiで501HW・601HW・602HWが使えれば良いが・・・

「501HW」「601HW」「602HW」はソフトバンク端末だけに、
NOZOMIWiFiの他端末はもちろん、どんなときもWiFiのD1よりも高性能です。
(その分バッテリーの持ちは若干悪い)

ただ501HW・601HW・602HWの3機種が使えるのは100GB超プランのみで、
しかもユーザーが端末を選ぶことができません。

ですからユーザーがNOZOMIWiFiでソフトバンクの3機種を使いたくても、
使えない可能性も十分にあるんですね。

ソフトバンクの3機種以外のNOZOMIWiFiの端末は、
どんなときもWiFiのD1と性能的に大きな差はありません。

なのでソフトバンクの3機種が使えればNOZOMIWiFiの方が端末性能は上ですが、
それ以外の機種ならどんなときもWiFiとNOZOMIWiFiで端末性能に違いは
ほとんど無いことになります。

どんなときもWiFiの端末にはディスプレイが無い

実はどんなときもWiFiの端末であるD1には、
スマホのようなディスプレイが付いていません。

画面上のアイコンで電波強度やバッテリー残量を確認することはできず、
端末本体に付いている3つのランプの点灯・消灯・点滅で電波強度やバッテリー残量を
把握するしかないんですね。

なので端末の使いやすさではNOZOMIWiFiの方が上・・・と言いたいところですが、
NOZOMIWiFiの「U2」と「U2s」にもディスプレイは付いていません。

U2とU2sは、どんなときもWiFiのD1と同じGlocalMeというブランドの端末であり、
性能的にもほとんど同じです。
(同じ機種と言っても良いぐらい)

しかもNOZOMIWiFiの無制限プランで使える端末はU2だけですから、
無制限プランを利用する場合はどんなときもWiFiと端末の使いやすさは変わりません。

NOZOMIWiFiは通信量無制限じゃない!?

どんなときもWiFiは「インターネット使い放題」を売りにしていますから、月間通信量は
もちろん、1日や3日など短期間の通信量にも制限は設けられていません。

対してNOZOMIWiFiでは、100GB超プランと超大容量プランこそ月間100GBの
制限が設けられていますが、無制限プランは月間通信量無制限です。
(100GB超プランは100GB以上使えるとも言われている)

しかしNOZOMIWiFiの無制限プランは、どんなときもWiFiのように
使い放題というわけではなく、実は1日の通信量に制限が設けられています。

NOZOMIWiFiの無制限プランで1日(0時から23時59分まで)に10GB以上使うと、
通信速度が128Kbpsに制限されてしまいます。
(翌日9時に制限解除)

10GBはかなり大容量ではありますが、ゲームや動画など大きなデータを
ダウンロードすると通信量が10GBを越えてしまうこともあります。

どんなときもWiFiでも通信制限を受けることがある!?

どんなときもWiFiは月間通信量にも1日の通信量にも制限が設けられていませんが、
通信制限を受ける恐れがゼロというわけでもないんです。

どんなときもWiFiの利用規約に、「著しくネットワークを占有するレベルの大容量通信」
と見なした場合には通信制限を実施するという趣旨の記載があります。

NOZOMIWiFiの1日10GBのような明確な基準は無いものの、どんなときもWiFi側に
「使い過ぎ」と見なされると通信制限を受ける恐れがあるということです。

ただTwitterなどの投稿を見ると、どんなときもWiFiで月間300GB400GB使っても
制限を受けていないという人が少なからず居ます。

1日10GBを越える使い方をしている人でも通信制限を受けていないわけですから、
一般的なインターネットの使い方をしている限りは、
どんなときもWiFiで通信制限を受ける心配はほとんどありません。

とは言え1日10GBのような明確な基準が無いだけに、どんなときもWiFiでは
いつ制限を受けてもおかしくないのはちょっと怖いところですね。

対応エリアの広さはどんなときもWiFiでもNOZOMIWiFiでも変わらない?

どんなときもWiFiでは、ドコモ・au・ソフトバンクの3キャリアの回線から
利用状況に応じて最適な回線を選んで通信することになっています。

対してNOZOMIWiFiでは、プランや機種に関係なく、
ソフトバンク回線を使って通信します。

3キャリアの回線が使えるどんなときもWiFiとソフトバンク回線のみの
NOZOMIWiFiでは、どんなときもWiFiの方が対応エリアは広そうな感じがしますよね。

スマホが普及し始めた頃の対応エリアの広さは「ドコモ>au>ソフトバンク」の順なので、
ドコモ回線が使えるどんなときもWiFiの方が対応エリアが広いと言えました。

しかし現状ではドコモ・au・ソフトバンクの間に、
対応エリアの広い狭いはほとんどありません。

なのでドコモ・au・ソフトバンクの回線が使えるからと言って、
必ずしもどんなときもWiFiの方がNOZOMIWiFiよりも対応エリアが広いとは
言えないんですね。

どんなときもWiFiで主に使うのはソフトバンク回線?

どんなときもWiFiに関するTwitterやネットの口コミなどを見ていると、
ドコモ・auよりもソフトバンクの回線を使う機会が多いという意見が多く見られます。

公式サイトにも利用規約にも「ソフトバンク回線優先」といったことは
書かれていないので、どんなときもWiFiで実際にソフトバンク回線が
優先されているかどうかは分かりません。

しかし実際にどんなときもWiFiを使っている人の意見ですから、どんなときもWiFiで
ソフトバンク回線が優先されるというのはデマと決めつけることもできないんですね。

NOZOMIWiFiでソフトバンク回線が使われていることからも分かるように、
ソフトバンクはポケットWiFiサービスに回線を積極的に提供しています。

さらにドコモやauよりもソフトバンクは回線利用料金が安いとも言われているので、
ポケットWiFiサービスの事業者からするとドコモやauよりソフトバンクの回線の方が
使いやすいと考えられます。

そうすると、Twitterなどの「どんなときもWiFiはソフトバンク回線優先」という意見は、
あながちユーザーの思い過ごしとも言えません。

もしどんなときもWiFiでソフトバンク回線が優先されているとしたら、
対応エリアの広さはNOZOMIWiFiと全く同じですね。

どんなときもWiFiやNOZOMIWiFiは地下鉄や高層階でも繋がる?

携帯電話が一般的に普及し始めた頃から、
地下鉄や地下街など地下空間での繋がりにくさは指摘されていました。
(地下では携帯電話よりPHSの方が繋がりやすいとさえ言われた)

ですから大手3キャリアでは、地下街や地下鉄構内に中継アンテナを設置するなど、
地下空間での繋がりにくさを改善するための対策を行っています。

そのため現在では、国内の地下鉄の駅や駅間で大手3キャリアの回線が
繋がらないところはほとんど無いと言って良いぐらいです。

なのでどんなときもWiFiもNOZOMIWiFiも、
地下鉄を含めた地下空間での繋がりやすさには問題ありません。

高層階については、基地局の一部のアンテナを上向きにするといった対策を
施しているんですが、さすがにスムーズに通信できるのは地上20階ぐらいまでと
なっています。

地上20階より高層階では、通信できても通信速度が極端に遅くなるので、
スムーズに通信するのは難しいですね。

どんなときもWiFiとNOZOMIWiFi、通信速度が速いのはどっち?

端末の性能に「最大通信速度」がありましたが、これはあくまで「カタログ値」であり、
実際にインターネットを使うときに最大通信速度が出ることはありません。

実際にインターネットを使う際の通信速度の実測値では、
どんなときもWiFiとNOZOMIWiFiではどちらが速いのでしょうか?

Twitterやネットの口コミなどから推測すると、どんなときもWiFiの実測値は
大体24~25Mbps、NOZOMIWiFiは22~23Mbpsとなります。

数字だけで比較すると僅かにどんなときもWiFiの方が速いですが、
体感的にはほとんど差は無いと言えます。

ポケットWiFiの実測値ってどうやったら測れる?

ポケットWiFiや光回線の通信速度の実測値を実際に測ったことがある人も多いと
思いますが、インターネット回線の実測値は誰でも簡単に測ることができます。

まずどんなときもWiFiやNOZOMIWiFiの端末と、
スマホやパソコンなどの機器をWiFi接続します。

次にパソコンなら
 ・SPEEDTEST(http://www.speedtest.net/ja)
 ・SourceForge Speed Test(https://sourceforge.net/speedtest/)
 ・Fast.com(https://fast.com/ja/)
などの通信速度が測れるサイト、スマホなら
 ・Speedtest.net
 ・Speedcheck
 ・SpeedTest Master
などの通信速度が測れるアプリを使うだけで、
どんなときもWiFiやNOZOMIWiFiの実測値が分かります。

ただしインターネット回線の実測値は、
インターネットを使う時間帯や通信するサーバーとの距離などによって大きく上下します。

なのでサイトやアプリで測れる実測値はあくまで参考程度のもので、
絶対的なものではないと考えておきましょう。

ポケットWiFiでも動画視聴やオンラインゲームのプレイは可能?

多少の個人差はあれど、最近はインターネットで動画を見るのは当たり前ですよね。

またPS4やNintendoSwitchなどの家庭用ゲーム機でもオンライン対応のソフトが
発売されたことで、オンラインゲームをプレイするのも一般的となっています。

どんなときもWiFiやNOZOMIWiFiでも、動画を見たり、
オンラインゲームをプレイすることは可能なんでしょうか?

実は動画を見るのに通信速度はそれほど必要無く、フルHDまでの画質の動画で
あれば5Mbps程度の通信速度でストレスなく視聴することができます。
(4K画質だと40Mbpsぐらい必要)

オンラインゲームは動画視聴よりは多少通信速度の速さが求められますが、
それでも20Mbpsも出ていれば十分です。

どんなときもWiFiもNOZOMIWiFiも実測値で20Mbpsを越えていますから、
動画視聴やオンラインゲームのプレイには十分な通信速度と言えます。

オンラインゲームでは通信速度よりPing値が重要

オンラインゲームをプレイする際には、
通信速度とともに回線の応答速度を表す「Ping値」が重要となります。

回線の応答速度は分かりにくい場合は、プレイヤーが操作した内容が画面内に
反映されるまでのタイムラグを表す数値がPing値だと考えると良いですよ。

Ping値の数値が小さいほどタイムラグが少なく、オンラインゲームをプレイするための
Ping値の目安は60msで、100msを越えるとプレイするのはかなり厳しくなります。

ランキング上位を目指して本格的プレイするなら60msでは不十分で、
最低でも30ms以下、できれば15ms以下のPing値が必要です。

どんなときもWiFiのPing値は大体60~70ms、
NOZOMIWiFiのPing値は70ms前後といったところです。

いずれもギリギリオンラインゲームがプレイできるぐらいのPing値で、
本格的にオンラインゲームをプレイするのには向いていません。

ポケットWiFiは総じてPing値が高めですから、本格的にオンラインゲームを
プレイするのならPing値が10~20msの光回線を使うのがベターですよ。

どんなときもWiFiもNOZOMIWiFiも端末を海外に持って行くだけで通信可能

どんなときもWiFiもNOZOMIWiFiもいわゆる「グローバルWiFi」に属するポケットWiFiで、
海外でも使えるようになっています。
(NOZOMIWiFiは「超大容量プラン」のみ)

特別な手続きも設定変更も不要、端末をそのまま持って行くだけで
 ・どんなときもWiFi・・・131の国と地域
 ・NOZOMIWiFi・・・94の国と地域
で通信できちゃうんですね。
(いずれも日本を含む)

ただし海外で使う場合には
 ・どんなときもWiFi・・・1日1,280円もしくは1,880円
 ・NOZOMIWiFi・・・1日1,000円
の別料金が必要で、さらに
 ・どんなときもWiFi・・・1日1GB
 ・NOZOMIWiFi・・・1日500MB
と1日に使える通信量に制限が設けられます。

1日に使える通信量から考えると、若干どんなときもWiFiの方がお得ですね。

とは言え頻繁に海外と行き来するような生活をしていない限りは、海外でも使える
ということだけでどんなときもWiFiやNOZOMIWiFiを選ぶ必要はありません。

海外に出かけるのが年の1~2回程度なら、
海外用ポケットWiFiのレンタルサービスを利用すれば良いだけです。

ポケットWiFiを選ぶ際は「何を重視するか」が大事

ここまでの比較でどんなときもWiFiとNOZOMIWiFiの優劣は分かったはず・・・
と言いたいところですが、正直どんなときもWiFiとNOZOMIWiFiに優劣は付け難いです。

なのでポケットWiFiを選ぶ際には、
 ・料金
 ・通信速度
 ・通信制限
 ・端末の使いやすさ
 ・料金の支払方法
 ・契約期間の縛り
など、自分が何を重視するのかをハッキリさせることが大切です。

料金の安さや通信制限ならどんなときもWiFiですし、
契約期間の縛りならNOZOMIWiFiを選ぶことになります。

通信速度や端末の使いやすさは優劣が付けられないので、
他社ポケットWiFiも検討するか、2番目に何を重視するかで決めましょう。

料金の支払方法だと口座振替にも対応しているどんなときもWiFiですが、
どんなときもWiFiは口座振替だと料金が高くなるので、
他に口座振替に対応しているポケットWiFiが無いか探した方が良いですね。

このように自分が何を重視するかをハッキリさせておくことで、
自然と選ぶべきポケットWiFiが見えてきます。

ですから、最初にどんなときもWiFiやNOZOMIWiFiと決め打ちするのではなく、
まずは自分がポケットWiFiを利用する上で何を重視するかを考えましょう。

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