どんなときもWIFI

どんなときもWiFiにデメリットなんてあるの?

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サービス開始から間もないにも関わらず、すっかりWiMAXと並んで
ポケットWiFiの有力な選択の1つとなっているのが「どんなときもWiFi」です。

「3キャリアの回線が全て使える」「月間も3日間も通信量に制限が無い」など、
他社ポケットWiFiには無いメリットがどんなときもWiFiにはあります。

ただそんなどんなときもWiFiもポケットWiFiとして完璧なわけではなく、
他社ポケットWiFiと比べてデメリットとなる点も少なからずあるんですね。

そこでWiMAXやワイモバイルなど他社ポケットWiFiと比較しながら、
どんなときもWiFiのデメリットについて詳しく見ていきましょう。

どんなときもWiFiのデメリットとは

どんなときもWiFiのデメリットはいくつかあるんですが、
実際にポケットWiFiを利用する上で影響の大きなものとしては
 ・通信速度があまり速くない
 ・5GHzのWiFi電波が使えない
 ・端末がレンタル
 ・料金が安くない
 
などと言ったことが挙げられます。

通信速度やWiFi電波、料金については、
実際にどんなときもWiFiを使う際の使い勝手に大きな影響を与えます。

端末がレンタルであることは、
どんなときもWiFiを申し込む時や解約する時などの手続きの手間に影響があります。

どんなときもWiFiの通信速度

どんなときもWiFiの公式サイトで端末のスペックを見ると、通信速度は
 ・下り・・・最大150Mbps
 ・上り・・・最大50Mbps
となっています。

一般的なインターネットの使い方で気にすべきは下りの通信速度で、
どんなときもWiFiの端末では最大150Mbpsしか出ないんですね。

ソフトバンク回線を使ったポケットWiFiサービスである「ネクストモバイル」こそ
最大150MbpsでどんなときもWiFiと同じですが、
 ・WiMAX・・・最大1.2Gbps
 ・ワイモバイル・・・最大988Mbps
 ・ドコモ・・・最大988Mbps
と他社ポケットWiFiは光回線並の最大通信速度です。

最大値が速ければ実測値も速くなる可能性も高いですから、通信速度に関しては
どんなときもWiFiは他社ポケットWiFiより遅いと言わざるをえないんですね。

実測値でもどんなときもWiFiの通信速度は遅い?

最大値が速いと実測値も速くなる可能性が高いと言っても、
実際には最大通信速度と通信速度の実測値が正確に比例するわけじゃありません。

そこで実際にどんなときもWiFiや他社ポケットWiFiを利用している人の口コミなどから、
通信速度の実測値を比較してみましょう。

口コミなどからどんなときもWiFiの通信速度の実測値を考えると、
大体24Mbps程度となります。

他社ポケットWiFiの実測値を口コミなどから推測すると
 ・WiMAX・・・約42Mbps
 ・ワイモバイル・・・約56Mbps
 ・ドコモ・・・約50Mbps
 ・ネクストモバイル・・・約17Mbps
で、ネクストモバイル以外はどんなときもWiFiより実測値でも速いんです。

使っている回線や利用状況が同じではないので単純に比較することはできませんが、
どんなときもWiFiの通信速度は決して速くないということは分かりますね。

ただし実測値で24Mbpsも出ていれば、
普通にインターネットを使う分には何の支障もありませんよ。

どんなときもWiFiでは5GHzのWiFi電波が使えない

どんなときもWiFiの端末のスペックを見ると、
5GHzのWiFi電波が使える「11n」というWiFi規格に対応しています。

ところが実際にどんなときもWiFiのサポートセンターに確認してみると、
どんなときもWiFiでは2.4GHzのWiFi電波のみで5GHzは使えないとのことです。

2.4GHzと5GHzの2種類が使えるものと2.4GHzの1種類しか使えないものでは、
電波の特性に詳しくなくても、2種類使える方が繋がりやすいと分かりますよね。

どんなときもWiFi以外の
 ・WiMAX
 ・ワイモバイル
 ・ドコモ
 ・ネクストモバイル
といった他社ポケットWiFiでは、
当然2.4GHzと5GHzの2種類のWiFi電波が使えるようになっています。

どんなときもWiFiで5GHzが使えないのは何が問題?

電波の特性として、周波数が高い方が通信速度は速くなりますが、
壁や床などの障害物によって減衰しやすくなります。

逆に周波数が低いと、通信速度は上がらないものの、
壁や床などの障害物を回り込んだり透過して進むことができるようになります。

ですから先の通信速度が他社ポケットWiFiより遅いというのは、
より周波数の高い5GHzのWiFi電波が使えないことにも関係しているんですね。

どんなときもWiFiで2.4GHzのWiFi電波しか使えないことは、通信速度だけでなく、
建物内での繋がりやすさにも大きな影響を及ぼします。

電子レンジやコードレス電話など一般的な電化製品に2.4GHzの電波が使われており、
どんなときもWiFiは建物内で電波干渉を受けやすくなっています。

電波干渉を受けると通信速度が落ちたり繋がりにくくなったりしますから、
どんなときもWiFiで電波干渉を受けにくい5GHzが使えないのは
大きなデメリットなんですね。

どんなときもWiFiの端末はレンタル

ドコモやau、ソフトバンクといったキャリアのスマホはもちろん、
ポケットWiFiも端末は購入するのが一般的です。

WiMAXの一部プロバイダやワイモバイル、どんなときもWiFiと運営会社が同じ
ネクストモバイルも、端末代こそ無料ですが、端末はレンタルではなく購入です。

ところがどんなときもWiFiでは、端末は購入ではなくレンタルなんです。

なのでユーザーの過失によって端末が故障したり、
紛失や盗難では18,000円の機器損害金を請求されてしまいます。

ポケットWiFiはスマホのように常に手に持って操作するようなことはないんですが、
レンタルである以上、どんなときもWiFiの端末はある程度慎重に扱わないと
いけないんですね。

端末だけじゃなく箱も返さないと損害金請求!?

どんなときもWiFiの端末はレンタルですから、
どんなときもWiFiを解約する際には端末を返却しないといけません。

端末が故障していたり、解約した翌月5日までに端末の返却が完了しない場合には、
やはり18,000円の機器損害金を請求されることになります。

どんなときもWiFiでは、端末だけでなく、端末が送られてくる時に
端末が入っていた箱も機器損害金請求の対象となっています。

ですからどんなときもWiFiの解約時には、
端末を箱に入れて返却しないと18,000円の損害金を請求されてしまうというわけです。

WiMAXやワイモバイルなどのように端末が購入なら、
端末が入っていた箱なんて不要ですからすぐに捨ててしまっても全く問題ありません。

しかしどんなときもWiFiでは箱が無いと解約時に18,000円余分に払うことになるので、
他に使い道の無い箱を大事に保管しておかないといけないんですね。

どんなときもWiFiの端末は使いにくい?

WiMAXやワイモバイルなど他社ポケットWiFiの端末にはディスプレイが付いており、
通信状況や端末の状態などを画面で確認することができます。

しかしどんなときもWiFiの端末にはディスプレイが付いておらず、
通信状況や端末の状態を画面で確認することができません。

どんなときもWiFiでは、端末の前面に付いている3つのランプで
通信状況を端末の状態を把握することになります。

どのランプが点いていれば通信できる状態にあるとか、
どのランプが点滅していると周辺の電波状況が良くないなどといった感じです。

慣れれば問題無いかもしれませんが、WiMAXやワイモバイルなどが端末の画面上の
文字やアイコンで確認できることに比べるとちょっと分かりにくいんですね。

どんなときもWiFiの料金は安くない?

どんなときもWiFiの料金は月額3,480円で、
一般的には他社ポケットWiFiよりも安いとされています。

実際に他社ポケットWiFiの料金を見てみると
 ・WiMAX・・・4,380円(無制限プラン)
 ・ワイモバイル・・・4,380円(無制限プラン)
 ・ドコモ・・・7,980円(ギガホ30GB)
 ・ネクストモバイル・・・3,490円(30GB)
ですから、どんなときもWiFiの料金は安いと言えます。

しかし同じ通信量無制限の「WiMAX」には約20のプロバイダがあり、中には
どんなときもWiFiと同じぐらいか安い料金でポケットWiFiが使えるところもあるんです。

主なWiMAXプロバイダで料金の安いところとしては
 ・BroadWiMAX・・・3,411円(3か月目までは2,760円)
 ・GMOとくとくBB・・・3,480円(3か月目までは2,170円)
 ・So-net・・・3,380円
 ・カシモWiMAX・・・3,480円(3か月目までは1,380円)
などが挙げられます。

GMOとくとくBBやカシモWiMAXはどんなときもWiFiと同じ金額ですし、
BroadWiMAXとSo-netに関してはどんなときもWiFiよりも安くなっています。

CMなどのおかげで「どんなときもWiFi=料金が安い」というイメージが
強くなっていますが、探せばどんなときもWiFiよりも安く使えるポケットWiFiは
あるんですね。

どんなときもWiFiは支払い方法が口座振替だと料金が高くなる

最近はスマホやポケットWiFiの料金もクレジットカードで支払うケースが増えており、
クレジットカードでしか料金が払えない場合もあります。

どんなときもWiFiは口座振替にも対応しているんですが、支払い方法を口座振替に
すると、クレジットカードで払う場合よりも料金が高くなってしまいます。

クレジットカードだと先にも書いたように月額3,480円ですが、
口座振替だと500円高い月額3,980円です。

しかも口座振替では毎回200円の振替手数料も発生しますから、
実質的にどんなときもWiFiの料金が4,180円になります。

WiMAXやワイモバイル、ネクストモバイルでも、振替手数料が発生することで、
実質的にクレジットカードより口座振替の方が料金が高くなってしまうことはあります。

振込手数料がかかるのは仕方ないとしても、
最初から口座振替の料金が高く設定されていると支払い方法の選択肢が
事実上クレジットカードに限定されてしまいます。

なので口座振替の料金が高いのは、クレジットカードを持っていないあるいは
持っているけど使いたくないという人にとっては大きなデメリットですね。

どんなときもWiFiでは補償オプションへの加入が必須

先にも書いたようにどんなときもWiFiの端末はレンタルで、
ユーザーの過失による故障や水没などでは18,000円の機器損害金を払って
新しい端末と交換してもらうことになります。

スマホほど故障や水没などの危険性は低いものの、
万が一のことを考えると月400円の「あんしん補償」への加入が必須です。

あんしん補償に加入しておけば、ユーザーの過失による故障や水没でも無償で
代替品と交換してもらえます。
(全損・水没は中古品、それ以外は新品と交換)

あんしん補償の料金をプラスするとどんなときもWiFiの料金は月額3,880円で、
WiMAXやワイモバイルなどとの差が縮まって料金面のメリットが小さくなるんですね。

先に紹介した「BroadWiMAX」など一部のWiMAXプロバイダと比べると、
あんしん補償をプラスしたどんなときもWiFiの料金は安いどころか
割高となってしまいます。

どんなときもWiFiは2年以上利用すると料金が高くなる

どんなときもWiFiがずーっと月額3,480円で利用できるというのは大間違いで、
3,480円で利用できるのは最初の2年間だけです。

3年目以降になると、どんなときもWiFiの料金は500円アップして
月額3,980円となります。
(口座振替だと月額4,480円)

ただ利用開始から一定期間以上が経過すると料金が高くなるのは、
どんなときもWiFiに限ったデメリットではありません。

先に紹介した料金の安いWiMAXプロバイダでもそうですし、
ネクストモバイルなんかも利用開始から3年目以降は高くなる料金設定となっています。

どんなときもWiFiで3キャリアの回線が使えることはメリットにならない?

どんなときもWiFiのメリットの1つとして、
ドコモ・au・ソフトバンクの3キャリアの回線を選んで使えるということが挙げられます。
(自動選択でユーザーは選べない)

1キャリアの回線しか使えないWiMAXやワイモバイル、
ネクストモバイルと比べて対応エリアが広くなるので、
どんなときもWiFiで3キャリアの回線が使えることがメリットだというわけです。

どこかのテレビ番組じゃありませんが、山奥にポツンとある一軒家なら
3キャリアの回線が使えることがメリットになることもあります。

しかしそういった特殊な環境を除くと、
3キャリアそれぞれの対応エリアに大きな違いはありません。

一般的な住宅街や街中では、
ドコモとauは繋がりにくいけどソフトバンクが繋がりやすいとか、
反対にソフトバンクだけ繋がりにくいとかいったことはほとんど無いんです。

3キャリアの回線が使えるのは、
どんなときもWiFiの対応エリアを広げることにはならないので、
胸を張って「これがどんなときもWiFiのメリット!」と言えるほどのことじゃないんですね。

どんなときもWiFiではソフトバンク回線優先という噂も

ネットでどんなときもWiFiユーザーの口コミを見ると、どんなときもWiFiでは
ソフトバンク回線が優先的に使われているといった意見が多く見られます。

どんなときもWiFiは利用状況に応じて最適な回線を選ぶ仕組みですから、
ソフトバンク回線優先が事実かどうかは分かりません。

ただドコモやauに比べてソフトバンクは
 ・レンタルサービスでの回線利用に寛容
 ・回線の利用料金が安い(ユーザーの利用料金ではない)
とも言われています。

なので実際に、どんなときもWiFi側がドコモやauよりも使いやすいソフトバンクの
回線を優先的に選んでいる可能性も無いとは言えないんですね。

3キャリアの中でソフトバンクは山間部に一番弱いですから、ソフトバンク回線優先が
事実だとどんなときもWiFiは山間部で繋がりにくいことになってしまいます。
(ちなみに山間部に一番強いのはドコモ)

どんなときもWiFiは通信量無制限だが、通信量無制限って本当に必要?

どんなときもWiFiの大きなメリットの1つが、
ドコモ・au・ソフトバンクの3キャリアの回線が使えるのに「通信量無制限」ってことです。

ドコモ・au・ソフトバンクのそれぞれの回線を使ったポケットWiFiサービスはありますが、
通信量が無制限のものはほとんどありません。

実際ソフトバンク回線を使うネクストモバイルは20GB・30GB・50GBの制限が
ありますし、ワイモバイルのポケットWiFiもソフトバンク回線を使う場合は
月間7GBまでです。

WiMAXでもau回線が使えますが、au回線を使うと、
WiMAX回線とau回線の合計通信量が7GBに制限されてしまいます。

なのでどんなときもWiFiで、
3キャリアの回線が使えてなおかつ通信量無制限というのは大きなメリットなんですね。

ただポケットWiFiを利用するのに、
本当に通信量無制限が必要なのかという点には疑問があります。

動画は通信量を大量に消費すると言われるが・・・

スマホのCMなどでも「ネット動画を見ると通信量が足りなく」とよく言われており、
スマホやタブレットで動画をよく見るなら通信量無制限が必要と思われがちです。

毎日何時間もネット動画を見続けているならともかく、
1日1~2時間程度見るだけなら通信量無制限でなくても十分に事足りるんです。

例えばスマホでYouTubeの動画を見た場合に、1分当たりに必要な通信量は
 ・低画質(144p、240p)・・・約2~3MB
 ・標準画質(360p、480p)・・・約5~10MB
 ・HD画質(720p)・・・約18MB
 ・フルHD画質(1080p)・・・約34MB
です。

1日2時間視聴を1か月間(30日間)続けた場合の動画視聴のみに使う通信量は
 ・低画質・・・約7.2~10.8GB
 ・標準画質・・・約18~36GB
 ・HD画質・・・約65GB
 ・フルHD画質・・・約122GB
となります。
(1GB≒1000MB)

HD・フルHDだと通信量無制限が必要ですが、標準画質以下であればSNSや
ネットサーフィンなどに使う分を含めても月間50GBで十分足りるんですね。

実際は毎日2時間動画を見るなんてことはないでしょうから、
1か月間で動画視聴に使う通信量はもっと少なくなるはずです。

オンラインゲームに通信量無制限は不要?

スマホやパソコンでオンラインゲームをするのに、
通信量無制限のどんなときもWiFiを検討している場合もあるかもしれません。

当然オンラインゲームにも通信量は使いますが、正直なところ、
動画に比べるとオンラインゲームで使う通信量は微々たるものです。

ゲームタイトルによって違いますが、オンラインゲームを1時間プレイする場合には
30~100MBの通信量が必要とされています。

先の動画と同じように1日2時間オンラインゲームをプレイした場合、
1か月間に使う通信量は「1.8~6GB」です。

オンラインゲームをプレイするだけなら、
WiMAXやワイモバイルの月間7GBプランでも十分足りてしまうぐらいなんですね。

ですからオンラインゲームのプレイが目的なら、
どんなときもWiFiの通信量無制限はあまりメリットにはならないというわけです。

ゲームデータをダウンロードするなら通信量無制限は必要

最近は家電量販店などでゲームソフトを購入するのではなく、
オンラインショップでゲームデータをダウンロード購入することが増えています。

オンラインゲームのプレイには通信量はそれほど必要としませんが、
ゲームデータのダウンロードには大量の通信量が必要となります。

PS4やNintendoSwitchといった家庭用ゲーム機の比較的新しいソフトだと、
最初にダウンロードするゲームデータだけで40GB以上の容量があります。

加えて追加コンテンツも10~15GBの容量がありますから、ゲームタイトルによっては
全てのゲームデータをダウンロードするのに50GB以上の通信量を使ってしまいます。

オンラインゲームのプレイやオンラインゲーム以外のSNSなどにも通信量を使うことを
考えると、どんなときもWiFiのような通信量無制限のインターネット回線が
必要なんですね。

どんなときもWiFiはオンラインゲームに向いていない?

ソフトをダウンロード購入するならどんなときもWiFiの通信量無制限がメリットに
なりますが、そもそもどんなときもWiFiはオンラインゲームにあまり向いていません。

オンラインゲームをプレイする際には、通信速度よりも「Ping値」が重要です。

Ping値(ms)は応答速度を表す数値で、簡単に言うと、
プレイヤーが操作した内容がゲーム内に反映されるまでのタイムラグのことです。

Ping値は数値が小さいほどタイムラグが少なく、
オンラインゲームをプレイするなら60ms以下は欲しいところです。

どんなときもWiFiのPing値は大体60ms程度ですから、
ギリギリオンラインゲームがプレイできるレベルです。

ところが光回線では、WiFi接続であってもPing値は20ms台、
有線接続だと10ms以下に抑えられます。

ですからどんなときもWiFiがオンラインゲームに向いていないと言うより、
オンラインゲームをプレイするなら光回線を選ぶべきってことなんですね。

今後ユーザーが増えることでどんなときもWiFiの使い勝手が悪くなる懸念も

どんなときもWiFiのデメリットの1つとして、
今後ユーザーが急激に増える可能性が高いことが挙げられます。

どんなときもWiFiのユーザー数が増えること自体は良いことですが、
急激に増えるとユーザーにとってはデメリットとなることが発生する恐れがあります。

ユーザーが急激に増えると、どんなときもWiFiの通信を処理しているサーバーの
容量が不足して、最悪の場合は通信障害が発生してしまいます。

通信障害まで行かなくても、
通信速度が低下したり繋がりにくくなったりすることが考えられます。

実際に2019年8月末から9月初頭にかけて、サーバーの容量不足が原因と思われる
通信障害がどんなときもWiFiで発生しています。

今後どんなときもWiFiのユーザーが増えることで、通信障害が頻発するとまでは
言いませんが、通信速度の低下や繋がりにくさが発生しないとも言えないんですね。

どんなときもWiFiのユーザーが増えると通信制限が設けられる!?

どんなときもWiFiのユーザー数が右肩上がりで増え続けると、
新たに通信制限が設けられる恐れもあるんです。

WiMAXは今でこそ3日間10GBの制限が設けられていることは有名ですが、
実はサービス開始当初は3日間の通信制限はありませんでした。

ところが「WiMAX2+」という回線が開通して通信速度が大幅にアップすると、
ユーザーが急激に増え、それに伴ってWiMAXでは3日間3GBの制限を設けるように
なったんです。
(現在は3日間10GBに緩和)

現在どんなときもWiFiには、3日間の通信制限は設けられていません。

しかし今後ユーザーが増え続けると、
WiMAXと同じように3日間の通信制限を新たに設けることは十分に考えられますね。

どんなときもWiFiのメリットは?

デメリットだけを書き続けているとどんなときもWiFiのネガティブキャンペーンだと
思われるので、どんなときもWiFiのメリットについても紹介しておきましょう。

1つには、どんなときもWiFiは「2年契約」だということです。

どんなときもWiFiの2年契約をデメリットと捉える人も居ますが、
スマホにしろポケットWiFiにしろ光回線にしろ長期利用契約は当たり前です。

3年5年と契約期間をより長くするサービスも増えてきており、
むしろ2年はポケットWiFiの契約期間としては短く、メリットと言えます。

WiMAXは以前は2年契約でしたが、最近は3年契約が基本となっており、
プロバイダによっては5年契約も可能となっています。

契約期間が長いとどんなときもWiFiのような新しいサービスが始まった時に
乗り換えにくいですが、短ければ乗り換えの検討もしやすいですよね。

3キャリアの回線が通信量無制限で使える

WiMAXやワイモバイルなど、通信量無制限のポケットWiFi自体は他にもあります。

またネクストモバイルなどのように、
3キャリアのいずれかの回線が使えるポケットWiFiも少なからずあります。

加えて数は多くありませんが、
ドコモ回線が月間通信量無制限で使えるポケットWiFiもあります。

しかしWiMAXやワイモバイルが無制限なのは独自回線を使った場合で、
3キャリアの回線を使うと通信量が7GBまでに制限されます。

ネクストモバイルはソフトバンク回線が使えますが、
月間通信量が最大でも50GBまでとなっています。

ドコモ回線を使った月間通信量無制限のポケットWiFiは、
3日間1GBなどの短期間の制限が設けられています。

ドコモ・au・ソフトバンクの3キャリアの回線が使えて、月間通信量も3日間の通信量も
無制限なのは現状どんなときもWiFiだけのメリットなんですね。

繋がりやすさや通信の安定性が他社ポケットWiFiより高い

ソフトバンク回線が優先されるという話もありますが、
公式サイトの説明を見る限りでは、どんなときもWiFiでは利用状況に応じて
3キャリアの回線から最適な回線が選ばれることになっています。

1つのキャリアの回線だけだと、その回線が繋がらなければ通信できませんが、
どんなときもWiFiでは3キャリアのいずれかが繋がれば通信できます。

ですから独自回線を使うWiMAXやワイモバイルはもちろん、
ソフトバンク回線を使うネクストモバイルと比べても繋がりやすさや通信の安定性は
どんなときもWiFiの方が上なんですね。

ポケットWiFiは回線に繋がらなかったり通信が安定しないことには
役に立ちませんから、繋がりやすく通信の安定性が高いことはどんなときもWiFiの
メリットとなります。

ポケットWiFi選びでは何を重視するかが重要

3キャリアの回線が使えるから、通信量が無制限だからといった理由だけで
どんなときもWiFiを選ぶのは賢明ではありません。

ポケットWiFiを選ぶ際には、
自分が何を重視するのかを明確にしておくことが重要なんです。

通信速度の速さ・繋がりやすさ・通信量無制限・料金の安さといった要素に
優先順位を付けることで、自分に合ったポケットWiFiが見えてきます。

ポケットWiFiを使うのは外出先が中心なら

自宅には光回線があり、ポケットWiFiを使うのは外出先が中心という場合には
「繋がりやすさ」の優先順位が高くなります。

さらに光回線にも料金がかかることを考えると、
「料金の安さ」もポケットWiFiを選ぶ際の重要な要素です。

繋がりやすさ重視だと、3キャリアの回線が使えるどんなときもWiFi、
ドコモのポケットWiFi、ソフトバンク回線が使えるネクストモバイルが候補となります。

さらに料金の安さの要素を考慮すると、ドコモのポケットWiFiが落ちて、
どんなときもWiFiかネクストモバイルが残ります。

どんなときもWiFiが3キャリアの回線が使えるのに対して、
ネクストモバイルはソフトバンク回線しか使えません。

なので繋がりやすさでは複数回線が使えるどんなときもWiFiの方が上ですから、
外出先で使うならどんなときもWiFiが向いていることになります。

光回線の代わりとして使うなら

自宅の光回線の代わりにポケットWiFiを使うのであれば、
まず重視されるのは「通信量無制限」ですね。

光回線を使わないので料金の安さは優先順位が低くなりますが、
光回線代わりとなると通信速度や繋がりやすさも重要ですね。

通信量無制限だとWiMAX・ワイモバイル・どんなときもWiFiですが、
通信速度の速さも重視するとなるとどんなときもWiFiが落ちます。

WiMAXはクレードルという周辺機器を使うことで、アンテナの受信感度が上がり、
繋がりやすさや通信の安定性がアップします。

となると、
光回線代わりとしてポケットWiFiを使うのであればWiMAXが残ることになりますね。

スマホの通信量不足を補うだけなら

スマホの通信量不足を補うために、ポケットWiFiを使うこともあります。

この場合はスマホのサブ回線としてポケットWiFiを使うわけですから、
一番重視される要素は料金の安さですね。

サブ回線だと通信量無制限である必要は無いですし、
通信速度の速さもあまり求められません。

そうすると料金の安さと繋がりやすさがポケットWiFiを選ぶ要素で、
これに当てはまるのはネクストモバイルとなります。

このようにポケットWiFiを選ぶ際には、まず使う場面を想定し、
そこから重視する要素に優先順位を付けていきます。

その優先順位の高い要素を満たすポケットWiFiを探すことで、
必然的に自分の使い方に合ったポケットWiFiを見つけることができますよ。

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