どんなときもWIFI

どんなときもWiFiとギガトラWiFiを比較してみよう

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大手携帯キャリアのLTE回線を使った通信量無制限のポケットWiFiとして、
現在大きな注目を集めているのが「どんなときもWiFi」です。

実際にテレビやYouTubeなどで、
どんなときもWiFiのCMを目にした人も多いはずです。

どんなときもWiFiと前後して、大手携帯キャリアのLTE回線を使った
通信量無制限のポケットWiFiサービスが続々と登場しています。

その中でも「国内最安値級」と料金の安さをアピールしているのが「ギガトラWiFi」です。

しかしポケットWiFiは料金が安いだけでは意味がありませんから、
料金だけでなく通信速度や通信制限、端末の使い勝手などあらゆる面で
どんなときもWiFiとギガトラWiFiを比較してみましょう。

比較した結果は「やっぱりどんなときもWiFiが良い」なのか、
それとも「ギガトラWiFi良いじゃん」なのか、一体どちらなのでしょうか?

ギガトラWiFiの国内最安値級には疑問アリ?

冒頭に「ポケットWiFiは料金が安いだけでは意味が無い」と書きましたが、
やっぱりポケットWiFiの料金は安いに越したことはありませんよね。

いくら使い勝手が良くても、かつてのスマホのように料金が
月10,000円以上かかるようでは継続して利用するのは難しいです。

まずどんなときもWiFiですが、料金プランは2年契約プランのみで、
料金は月額3,480円となっています。

一方国内最安値級と料金の安さをアピールしているギガトラWiFiには、
端末がセットになったプランとSIMカードのみのプランがあります。

それぞれの料金は、申込時に誰でも利用可能なクーポンを使うことで、
 ・端末セット・・・月額3,800円(クーポン無しは月額5,800円)
 ・SIMのみ・・・月額3,700円(クーポン無しは月額5,700円)
となります。

端末セットはもちろんSIMカードのみでもどんなときもWiFiより料金が高く、
これだけだと「国内最安値級」という看板には偽りアリといった感じですね。

ギガトラWiFiは2年分まとめて支払うことで国内最安値級に

ギガトラWiFiの料金を国内最安値級にするには、クーポンを使うことに加えて、
もう1つ条件を満たさないといけないんです。

その条件と言うのが、
「ギガトラWiFiの料金を最初に一定期間分まとめて支払うこと」です。

ギガトラWiFiの料金をまとめて払う期間は3か月・6か月・12か月・25か月から選べ、まとめて支払った場合の実質的な料金は
 ・3か月・・・端末セット 3,700円
         SIMのみ 3,600円
 ・6か月・・・端末セット 3,600円
         SIMのみ 3,500円
 ・12か月・・・端末セット 3,500円
         SIMのみ 3,400円
 ・25か月・・・端末セット 3,290円
         SIMのみ 2,990円
となり、まとめて支払いの期間終了後も料金は変わりません。

なので最初に25か月分まとめて支払えば、LTE回線のポケットWiFiが
通信量無制限で月額3,290円(端末セットの場合)で使えることになるわけです。

月額3,290円ならどんなときもWiFiよりも月200円近く安いですし、
国内最安値級の看板に偽りナシと言えますね。

どんなときもWiFiもギガトラWiFiも補償オプションへの加入が必要

どんなときもWiFiもギガトラWiFiもポケットWiFiのレンタルサービスですから、
端末は購入するのではなくレンタルすることになっています。

端末がレンタルの場合、
万が一端末を壊したり失くしたりした場合には高額な弁償金を請求されてしまいます。

どんなときもWiFiでは18,000円、ギガトラWiFiは
 ・本体・・・20,000円
 ・電池パック・・・5,000円
 ・SIMカード・・・5,000円
で最大30,000円となります。

ポケットWiFiは持ち運んで使うものだけに、
スマホほどではないものの故障や紛失のリスクは付きまといます。

そこで万が一の故障や紛失でも弁償金の支払いが免除される補償オプションに、
どんなときもWiFiでもギガトラWiFiでも加入しておいた方が良いんですね。
(どんなときもWiFiの補償オプションは紛失は対象外)

どんなときもWiFiでは「あんしん補償」の月額400円、
ギガトラWiFiは「ギガトラバリア」の月額600円(SIMのみは月額300円)を
月額料金にプラスした金額が基本的な料金だと考えておきましょう。

2年間の支払総額でどんなときもWiFiとギガトラWiFiを比較

先に書いたように、
ポケットWiFiのレンタルサービスでは補償オプションへの加入が必須です。

さらにどんなときもWiFiは2年契約、ギガトラWiFiも国内最安値級の料金で使うには
25か月分まとめて支払わないといけません。

そこで月額料金に契約事務手数料や補償オプションの料金などを加えた、
2年間(24か月間)の支払総額でどんなときもWiFiとギガトラWiFiを
比較してみましょう。

まずどんなときもWiFiの2年間の支払総額は
 ・契約事務手数料・・・3,000円
 ・月額料金・・・3,480円×24か月
 ・あんしん補償・・・400円×24か月
で合計96,120円となります。

対してギガトラWiFiの25か月分をまとめて支払った場合の2年間の支払総額は
 ・契約事務手数料・・・3,800円
 ・月額料金・・・3,290円×24か月
 ・ギガトラバリア・・600円×24か月
の合計97,160円です。

単純に月額料金だけで比較するとギガトラWiFiの方が安かったんですが、
補償オプションの料金などを含めた2年間の支払総額ではどんなときもWiFiの方が
わずかに安いんですね。
(2年で1,000円ほどの違い)

どんなときもWiFiが安いのは最初の2年だけ?

ギガトラWiFiのまとめて支払う期間が25か月なのに、あえて24か月間で
比較したのはどんなときもWiFiは25か月目以降に料金が上がるからなんです。

どんなときもWiFiの元々の料金は月額4,410円ですが、
最初の2年間は月930円割引の「2年割」が適用されるので月額3,480円となります。

2年割が無くなる25か月目以降は「長期割」が適用されますが、
この長期割は月430円割引なので月額3,980円と最初の2年間よりも料金が
500円高くなってしまうんですね。

ギガトラWiFiで最初に25か月分まとめて支払っておけば、
26か月目以降も料金は月額3,290円のままです。

なので最初の2年間の支払総額はどんなときもWiFiの方が安いですが、
3年以上の長期利用ならギガトラWiFiの方がお得ですよ。

クレジットカードを持っていないならどんなときもWiFi一択?

通信事業者側からすると、支払方法をクレジットカードに限定することで
申込時の手続きが簡素になりますし、料金滞納のリスクも減らすことができます。

なのでスマホの格安SIMやポケットWiFiサービスでは、
支払方法をクレジットカードに限定している場合が多いんですね。

実際ギガトラWiFiでは、支払方法がクレジットカードのみとなっています。

しかしどんなときもWiFiは、2019年開始の新しいサービスでありながら、
クレジットカードだけでなく口座振替にも対応しています。

2019年10月の消費増税でキャッシュレス決済が推奨されていますが、
クレジットカードを持っていないあるいは持っているけど使いたくないという人も
少なからず居ます。

そんなクレジットカードを持っていない使いたくないという人にとっては、
どんなときもWiFiのような口座振替に対応したサービスはありがたい存在ですね。

どんなときもWiFiの支払方法を口座振替にしちゃダメ?

どんなときもWiFiが口座振替に対応しているのは良いんですが、正直なところ、
どんなときもWiFiの支払方法を口座振替にするのはオススメできません。

支払方法をクレジットカードにした場合のどんなときもWiFiの料金は、
最初の2年間が月額3,480円で、3年目以降が月額3,980円となります。

ところが口座振替だと、最初の2年間が月額3,980円で、3年目以降は割引無しの
月額4,410円でどんなときもWiFiを利用することになってしまいます。

さらに振替手数料が毎月200円かかりますから、あんしん補償の料金を合わせると、
3年目以降は毎月5,000円近く払うことになるんですね。

通信量無制限とは言え、ポケットWiFiに毎月5,000円はちょっと払い過ぎですから、
どんなときもWiFiの支払方法として口座振替は選ばない方が良いですよ。

契約期間の縛りはギガトラWiFiの方が緩い

ユーザーからすると、自分に合わないと思った時にすぐ解約できたり、
新しいサービスが開始された時に乗り換えやすいように契約期間の縛りは緩い方が
良かったりします。

どんなときもWiFiは自動更新型の2年契約ですから、
2年に1度の更新月以外に解約すると
 ・0~12か月目・・・19,000円
 ・13~24か月目・・・14,000円
 ・26か月目以降・・・9,500円
の違約金が発生します。(利用開始月が0か月目、更新月が25か月目)

ギガトラWiFiは契約期間の縛りがありませんから、更新月も無く、
基本的にいつ解約しても違約金は発生しません。

ただし最初に一定期間分の料金をまとめて払っている場合、
一定期間経過前に解約しても残りの期間分の料金が返ってくることはありません。

なので25か月分をまとめて支払っていると、
25か月が経過するまでは解約しにくいので、
実質的に25か月間の最低利用期間が設けられるのと同然となります。

とは言え25か月が経過した後はいつ解約しても違約金は発生しないので、
契約期間の縛りはギガトラWiFiの方が緩いですね。

ギガトラWiFiの「全額返金保証」とは?

事前に対応エリアを確認してポケットWiFiを申し込んだにも関わらず、
実際に使ってみると電波の入りが悪いなんてこともあるかもしれません。

契約から7日以内であれば「初期契約解除」で違約金無しで解約することもできますが、
契約から8日以上経過すると通常の解約手続きを行うことなります。

ギガトラWiFiは契約期間の縛りが無いので、
初期契約解除でなくても違約金が発生することはありません。

しかし最初に一定期間分をまとめて支払ってしまっている場合は、
違約金が発生しないと言っても簡単に解約するわけにはいかないですよね。

ギガトラWiFiでは「全額返金保証」というサービスを利用することで、
契約から3週間以内の解約では契約事務手数料やまとめて支払った一定期間分の
料金も全額返金してもらうことができます。

全額返金保証はどんなときもWiFiには無いサービスですから、初めてポケットWiFiを
利用する人にとっては事業者を選ぶ際の大きなポイントになりえますね。

全額返金保証を利用するための条件

ギガトラWiFiの契約から3週間以内に解約するだけで全額返金保証が
適用されるというわけでなく、他にもいくつか条件を満たさないといけません。

まず大前提の条件として、
 ・ギガトラWiFiの利用が初めて
 ・クーポンを使用して申し込んだ
の2つが挙げられます。

いくら3週間以内の解約でも、
ギガトラWiFiの利用が2度目3度目の場合は全額返金保証は適用されないんですね。

それから契約から3週間以内に端末を返送し、
荷物の「追跡番号」をギガトラWiFiに連絡する必要があります。

端末を返却する送料はユーザー負担ですし、
全額返金保証の返却処理手数料として1,000円が発生します。

また返却の際に端末が破損するとユーザーが賠償義務を負うことになるので、
緩衝材(いわゆるプチプチ)でしっかり梱包して送るようにしましょう。

どんなときもWiFiもギガトラWiFiも解約時に端末は要返却

先にも書きましたが、
どんなときもWiFiでもギガトラWiFiでも端末はレンタルすることになっています。

端末を購入するポケットWiFiサービスでは、端末代の割引分が料金に上乗せされます。

端末がレンタルだとそういったことが無いので、どんなときもWiFiやギガトラWiFiが
安くサービスが提供できる大きな理由が端末がレンタルだからなんですね。

しかしレンタルだと、これも先にも書いたように故障や紛失では弁償金を払うことに
なりますし、解約時には端末を返却しないといけません。

解約の際に決められた期日までに端末を返却しないと、
どんなときもWiFiでは18,000円の機器損害金を請求されることになります。

ギガトラWiFiの場合は、公式サイトにも利用規約にも
「解約時には端末を返却すること」という趣旨の記載のみで、
返却しない場合は弁償金が発生するといった記載はありません。

とは言え返却しなくても一切金銭的負担が発生しないわけではなく、
故障や紛失時と同じ最大30,000円の弁償金を支払う、
もしくは端末を返却するまで料金が発生し続けるといった恐れがあります。

ギガトラWiFiでは中古端末が送られてくる可能性アリ

ポケットWiFiのレンタルサービスでは端末は基本的に「使い回し」ですから、
新規申込時でも中古の端末が送られてくる可能性があります。

ただどんなときもWiFiでは、公式サイトや利用規約に「新品の端末をレンタル」と
記載されているので、特別なアナウンスが無い限りは新規申込時には新品の端末が
送られてきます。

しかしギガトラWiFiは、公式サイトにも利用規約にも新規申込時の端末が
新品か中古かについての記載が一切ありません。

なのでギガトラWiFiを新規で申し込んだ場合でも、
中古の端末が送られてくる可能性があります。

中古と言っても比較的使用感の無いキレイな端末だと思いますが、中古端末を
使うのがイヤな場合は申し込み前にしっかり確認しておいた方が良いですよ。

中古端末にはバッテリー劣化の恐れも

見た目がキレイなら中古端末でも構わないという人も居るでしょうが、
中古端末だとバッテリーが劣化してしまっている恐れもあります。

ポケットWiFiはスマホのような使い方はしませんから、
新品であれば1回フル充電しておけば1~2日は軽く持ちます。

ところが中古端末でバッテリーが劣化していると、
フル充電しても1日持つかどうかといったこともかんがえられるんですね。

ただギガトラWiFiでは、補償オプションのギガトラバリアに加入することで
1年に1回まで無償で端末のバッテリーを交換することができます。

ですから端末がレンタルであることに加えて、
中古端末が送られてくる可能性があることを考えると、
やっぱりギガトラWiFiでは補償オプションへの加入が必須なんですね。

どんなときもWiFiとギガトラWiFiの端末スペックを比較

どんなときもWiFiで使う端末は「GlocalMe」というブランドの「D1」という機種
1種類のみで、ギガトラWiFiで使う端末は
 ・FS030WMB1
 ・602HW
のいずれかとなっています。

ギガトラWiFiには2種類の端末がありますが、ユーザーが選ぶことはできず、
実際に送られてくるまでどちらの機種を使うことになるかは分かりません。

どんなときもWiFiの端末D1のスペックは
 ・外形寸法・・・ 127×65.7×14.2mm
 ・重量・・・151g
 ・最大通信速度・・・下り 150Mbps
             上り 50Mbps
 ・連続通信時間・・・12時間
 ・同時接続数・・・5台
となっています。

一方ギガトラWiFiの端末のスペックは
              FS030WMB1          602HW
 ・外形寸法      74×74×17.3mm      109.9×65.1×15.5mm
 ・重量           128g              135g
 ・最大通信速度 下り 150Mbps         下り 612Mbps
            上り 50Mbps         上り 37.5Mbps
 ・連続通信時間    20時間             8.5時間
 ・同時接続数       15台              14台
です。

項目ごとに見るとそれぞれに優劣がありますが、
総合的なスペックだとギガトラWiFiの端末の方が上に見えますね。

どんなときもWiFiの端末は使いにくい?

どんなときもWiFiとギガトラWiFiで使う端末の写真を見ると分かりますが、
ギガトラWiFiの2機種にはディスプレイが付いていますが、
どんなときもWiFiの端末にはディスプレイが付いていません。

ディスプレイが付いているギガトラWiFiの端末では、電波強度やバッテリー残量を
スマホと同じように画面上のアイコンで確認することができます。

一方ディスプレイが付いていないどんなときもWiFiの端末では、
電波強度やバッテリー残量は端末前面についている3つのランプが点いているか
消えているか点滅しているかで判断します。

そんなに難しくはありませんが、慣れるまでは3つランプの点いたり消えたりが
何を表しているのかを説明書などで確認しないといけないはちょっと面倒ですね。

どんなときもWiFiの端末もギガトラWiFiの端末も有線接続はできない

WiMAXでは「クレードル」という周辺機器を使って、WiMAX端末とパソコンや
家庭用ゲーム機などを有線接続することができるようになっています。

WiFi接続よりも有線接続の方が通信が安定するので、ポケットWiFiで
オンラインゲームやテレビ電話などを利用する際には有線接続が有効だったりします。

しかし残念ながら、どんなときもWiFiでもギガトラWiFiでも有線接続に必要な
クレードルの取り扱いがありません。

また端末本体に付いているUSBポートも充電専用ですから、どんなときもWiFiや
ギガトラWiFiの端末とパソコンなどを有線接続することはできないんですね。

どんなときもWiFiにもギガトラWiFiにも通信制限は無い

どんなときもWiFiは「無制限で使い放題」、ギガトラWiFiは「LTE使い放題」が
最大の売りですから、どちらにも通信制限は設けられていません。

ただ、通信量無制限を謳っておきながら、実際には3日間10GBや1日2GBなど
短期間の通信量に上限を設けているところもあります。

しかしどんなときもWiFiとギガトラWiFiには、
3日間や1日などの短期間の通信量に制限が設けられていないんですね。

実際にTwitterなどには1か月間に100GB200GB使ったという投稿もありますから、
どんなときもWiFiとギガトラWiFiでは通信量に制限が設けられていないのは
事実だと考えられます。

「ヘビーユーザー」と見なされると通信制限を受ける恐れも

どんなときもWiFiにもギガトラWiFiにも通信制限は設けられていませんが、
一切通信制限を受ける恐れが無いわけでもありません。

どんなときもWiFiの利用規約には、「著しくネットワークを占有するレベルの
大容量通信」に対して通信制限を実施する趣旨の記載があります。
(「」内は引用)

またギガトラWiFiの公式サイトにも、「一定期間に大量の通信」を行ったユーザーに
対して通信制限を実施することがあると記載されています。
(「」内は引用)

要するにどんなときもWiFiでもギガトラWiFiでも、
過度なヘビーユーザーだと見なされると通信制限を受ける恐れがあるということです。

とは言え、1か月で100GB200GB使っても通信制限を受けていないユーザーも
居るので、一般的なインターネットの使い方で通信制限を受ける心配は
ほとんどありません。

ただどんなときもWiFiにもギガトラWiFiにも3日で10GBや1日で2GBなどの
明確な基準が無いだけに、いつ通信制限を受けるか分からない怖さはありますね。

どんなときもWiFiとギガトラWiFiの対応エリアは同じ?

どんなときもWiFiは、ドコモ・au・ソフトバンクの3キャリアの回線の中から
利用状況に応じて最適な回線を選んで通信することになっています。

対するギガトラWiFiは、ソフトバンク回線を使って通信します。

3キャリアの回線が使えるどんなときもWiFiの方が、ソフトバンク回線しか使えない
ギガトラWiFiよりも対応エリアが広そうに思えますよね。

確かにスマホが普及し始めた頃は、対応エリアの広さが「ドコモ>au>ソフトバンク」
でしたから、3キャリアの回線が使えるどんなときもWiFiの方が対応エリアの広さでは
有利だったかもしれません。

しかし現在では、3キャリアの対応エリアに広い狭いの差はほとんどありません。

なので3キャリアの回線が使えるどんなときもWiFiでも、ソフトバンク回線しか
使えないギガトラWiFiでも対応エリアの広さは同じぐらいと考えて良いですよ。

どんなときもWiFiはソフトバンク回線を優先的に選ぶ?

TwitterなどでどんなときもWiFiユーザーの投稿を見ると、「どんなときもWiFiでは
ソフトバンク回線を優先的に使う」という意見が少なからずあります。

あくまでユーザーの意見で、
どんなときもWiFiがソフトバンク回線を優先している客観的な証拠はありません。

ただギガトラWiFiでソフトバンク回線が使われていることからも分かるように、
ソフトバンクはポケットWiFiのレンタルサービスに対して積極的に回線を
提供しています。

またポケットWiFiのレンタルサービスに回線を提供する際の料金が、
ドコモやauよりも安いとも言われています。

それらを考えると、どんなときもWiFiがソフトバンク回線を優先しているというのは
ユーザーの思い込みによるものとも言い切れないんですね。

もしTwitterなどで言われている通りに、
どんなときもWiFiでソフトバンク回線が優先されているなら、
それこそソフトバンク回線を使うギガトラWiFiと対応エリアの広さは全く同じになります。

どんなときもWiFiとギガトラWiFiって地下鉄や高層階でも使える?

携帯電話が一般的に普及し始めた頃から、
携帯電話は地下鉄や地下街で繋がりにくいと散々言われてきました。

なのでドコモを始めとした携帯キャリアは、中継アンテナを設置するなど、
地下街や地下街の電波状況を改善するための対策を早い段階から行っています。

そのため現在では、特に地下鉄の駅構内や駅間については日本全国で
スマホが繋がらないところはほぼ無いと言って良い状況です。

ですから3キャリアの回線を使うどんなときもWiFiもソフトバンク回線を使う
ギガトラWiFiも、地下鉄での繋がりやすさには全く問題ありません。

高層階についても、基本的に下向きに設置されている基地局のアンテナを
一部上向きに変更するなど対策を施しています。

ただどんなときもWiFiやギガトラWiFiが安定して繋がるのは地上20階ぐらいまでで、
それ以上の高層階では通信が不安定になってしまいます。

どんなときもWiFiとギガトラWiFiで通信速度が速いのはどっち?

先の端末のスペックのところで最大通信速度を比較しましたが、
実際にインターネットを使う上では最大通信速度よりも実測値の方が重要です。

最大通信速度は通信に最高の条件が揃った場合に出る「理論値」であり、
実際に最高の条件で通信できることはありませんから、
最大通信速度が出ることはありえないんですね。

端末や場所、インターネットで何をするかなどによっても通信速度の実測値は
変わりますが、Twitterの投稿などを参考にするとそれぞれの実測値は
 ・どんなときもWiFi・・・24~25Mbps
 ・ギガトラWiFi・・・25~26Mbps
となります。

実測値の数値ではギガトラWiFiの方が上ですが、差はほとんどありませんから、
体感的にはどちらも同じぐらいの速さだと思って問題ありません。

通信速度の実測値ってどうやって測るの?

ポケットWiFiにしろ光回線にしろ、インターネット回線の実測値は
特別な機器でもないと測れないんじゃないかと思っちゃいますよね。

実は実測値を測るのは簡単で、
スマホやパソコンをポケットWiFiなり光回線なりと接続します。

回線と接続したら、スマホでは
 ・Speedtest.net
 ・Speedcheck
 ・SpeedTest Master
といった計測アプリ、パソコンでは
 ・SPEEDTEST(http://www.speedtest.net/ja)
 ・SourceForge Speed Test(https://sourceforge.net/speedtest/)
 ・Fast.com(https://fast.com/ja/)
などの計測サイトを使うことで簡単に実測値を測ることができますよ。

ただしアプリやサイトでの計測結果はその回線の絶対的な実測値を示すものでは
ないので、目安程度と考えておきましょう。

どんなときもWiFiやギガトラWiFiで動画は見られる?

どんなときもWiFiやギガトラWiFiの実測値が何Mbpsなのかよりも、
その実測値で何ができるのかの方が問題ですよね。

通信速度が速くないと利用できなさそうなものの筆頭として挙げられるのが「動画」です。

現状ネット動画の最高画質である「4K」動画だと、
通信速度は40Mbps程度が必要となります。

しかし少し画質を落とした「フルHD」動画であれば、
通信速度は5Mbps程度で十分なんですね。

どんなときもWiFiの実測値が24~25Mbps、
ギガトラWiFiの実測値が25~26Mbpsですから、フルHD以下の画質の動画であれば
全く問題なく視聴できます。

どんなときもWiFiやギガトラWiFiでオンラインゲームはプレイできる?

次に通信速度を必要としそうなものとして「オンラインゲーム」があります。

最近のゲームはグラフィックが本物と見間違うほどに美麗ですし、頻繁なデータ通信が
必要そうなので、動画よりも通信速度の速さが求められそうですよね。

しかし実際には、ゲームジャンルによって多少違いますが、
大体20Mbpsも出ていればほとんどオンラインゲームのプレイは可能です。

どんなときもWiFiもギガトラWiFiも実測値は20Mbps以上ですから、
通信速度はオンラインゲームをプレイするのにも問題はありません。

オンラインゲームでは通信速度よりもPing値

オンラインゲームをプレイする際には、通信速度も大事ですが、
回線の応答速度を表す「Ping値」というものがより重要となります。

Ping値は簡単に言うと、プレイヤーが操作した内容が画面内に反映されるまでの
タイムラグを表す数値のことです。

Ping値の数値が小さいほどタイムラグが小さく、
オンラインゲームをプレイするにはPing値は60ms以下が目安です。

どんなときもWiFiのPing値は大体60~70msで、
ギガトラWiFiのPing値は100ms前後となっています。

どんなときもWiFiでギリギリ、ギガトラWiFiはちょっとオンラインゲームを
プレイするには厳しいPing値の数値ですね。

ただランキング上位を目指すなど本格的にプレイするなら、
回線のPing値はできれば15ms以下、悪くとも30ms以下が求められます。

なのでオンラインゲームを本格的にプレイするのであれば、ポケットWiFiではなく、
Ping値が10~20msの光回線を使うのがオススメですよ。

どんなときもWiFiは海外でも使えるが、ギガトラWiFiは日本国内だけ

どんなときもWiFiでは、特別な手続きや設定変更不要で、
端末をそのまま持って行くだけで海外でも通信ができます。

ただし海外で利用する場合は、通常の料金に加えて、
1日1,280円(国や地域によっては1,880円)の追加料金が発生します。

さらに通信量も無制限ではなくなり、1日1GBに制限されます。

一方ギガトラWiFiは日本国内専用のポケットWiFiサービスですから、
海外に端末を持って行っても使うことはできません。

頻繁に海外旅行に行くとか、日本と外国を股にかけるビジネスパーソンなら
国内と海外どちらでも使えるどんなときもWiFiを選ぶのもアリです。

しかし海外に出かけるのが年に1~2回なら、
海外用ポケットWiFiのレンタルサービスもありますし、
海外でも使えることに重点を置いてどんなときもWiFiを選ぶ必要は無いですね。

ポケットWiFi選びでは何を重視するかを決めることが重要

ここまでどんなときもWiFiとギガトラWiFiを比較してきましたが、
はっきり言って良し悪しを決めることはできません。

ですからポケットWiFiを選ぶ際には
 ・料金
 ・通信速度
 ・料金の支払方法
 ・契約期間の縛り
など、自分が何を重視するのかを決めておくことが重要なんですね。

料金の安さを重視するのであれば、25か月分をまとめて支払うという条件付きですが、
ギガトラWiFiを選ぶことになります。

通信速度の速さなら、どんなときもWiFiもギガトラWiFiも同じぐらいなので、
もっと速いポケットWiFiを探してみるのも1つの方法です。

料金の支払方法だと口座振替にも対応しているどんなときもWiFiですが、
どんなときもWiFiは口座振替だと料金が高くなるので、
他社ポケットWiFiで口座振替に対応したものが無いか検討した方が良いですね。

契約期間の縛りでもギガトラWiFiですが、
ギガトラWiFiを契約期間無しで使うと割高なので、25か月分をまとめて支払うか
2年契約のどんなときもWiFiを検討するのもアリですよ。

このようにポケットWiFiで自分が何を重視するか決めれば、
自然とポケットWiFiの選択肢が絞られますよ。

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